予防接種

・ご予約は2日前までにwebよりお願いします。

・キャンセルは前日までにお願いします。当日でのキャンセルは必ずご連絡をお願いいたします。

★<初めてご来院の方へ>★
・市から送付された予診票と母子手帳のほか、保険証と医療証も忘れずにお持ちください。
・予診票は、冊子から切り離し、バーコードシールを貼って受付にご提出ください。
・体温測定や予診票の記入などは、ご自宅で済ませてからご来院ください。

予防接種について

予防接種について様々な病気に関する免疫は生まれた時に母親の胎内で授かります。ただ、この免疫は時間とともに失われていき、百日咳は生後3か月、はしか(麻しん)は生後1年までには消失しています。母胎からの免疫を失ってからは自身で免疫を作っていくわけですが、その役割をサポートするのが予防接種になります。予防接種を受けることで病気にかかりづらく、病気の免疫をつけることができます。乳児は成長とともに外に出る機会が増え、感染症リスクも高くなるので、予防接種は未然に防ぐ手段として有効です。子どもの健康を守るためにも、予防接種に対して正しい知識を付けておきましょう。

ワクチンについて

ワクチンとは

ワクチンとは、感染症の原因になる細菌やウイルスを精製して加工して作られるもので、毒性は弱めたり無くしているので安全な状態です。ワクチンを投与することで疾患の原因となる細菌やウイルスに免疫が付くので、体内に入ってきたときも感染症の症状がでなかったり、重症化を防いでくれます。ワクチンは生ワクチン、不活化ワクチン、トキソイドの3つに分けられ、それぞれ予防したい疾患に応じて使い分けられます。

生ワクチン

生きているウイルスや細菌の毒性を弱らせたもので作られており、体内で増殖して免疫を高めてくれます。少ない接種回数で十分な効果を得られるのが大きな特徴です。予防できる疾患には、MR(麻疹・風疹)、BCG(結核)、おたふく風邪、水痘(みずぼうそう)、ロタなどがあります。

不活化ワクチン

ウイルスや細菌の毒性を完全になくしたもので、生ワクチンと比べると免疫が付きにくく、何度か追加摂取する必要があります。予防できる疾患には、インフルエンザ、ポリオ、日本脳炎、百日咳、B型肝炎、肺炎球菌、ヒブなどがあります。

トキソイド

トキソイドは、病原体になる細菌の毒素のみで作られていますが、トキソイド自体には毒性はありません。不活化ワクチンと同じく、一回では免疫が十分につかないので、数回の追加摂取が必要です。予防できる疾患には、ジフテリア、破傷風などがあります。

定期接種

定期接種は法律で規定されており、感染症の蔓延を予防するのに最適です。ただし、感染症ごとに接種年齢が決まっており、スケジュールに従って打たないといけません。かかりつけ医と相談して余裕のあるスケジュールを組むようにしてください。

同時接種について

同時接種とは2種類以上のワクチンを複数の場所に同時に接種するもので、同時接種は日本小児科学会の推奨を受けており、免疫を早い段階から獲得することが可能です。心配される方も多いと思いますが、単独接種と比べても副反応の頻度や効果に変わりはないとされているので安心してください。

対象年齢

ワクチンには対象年齢と指定があるものがあり、対象年齢であれば無料で予防接種を受けることのできます。また、予防接種をうけることが望ましい標準的な対象年齢を過ぎていても、対象年齢の範囲内であれば接種可能です。

キャッチアップ接種について

定められた年齢、期間にて定期摂取を受けられなかった場合はキャッチアップ接種があります。キャッチアップ接種では通常の摂取同様の免疫を獲得できますが、自費で行う必要があります。

年齢制限がある予防接種

 

  • ヒブ:5歳未満
  • BCG:5歳未満
  • 肺炎球菌:6歳未満
  • 4種混合:15歳未満

年齢制限のない予防接種

  • 日本脳炎
  • おたふく風邪
  • 水痘
  • A型肝炎
  • B型肝炎
  • MR

免疫不全などの状態でどうしても受けられなかった場合はそれ以降の接種も無料で受けることが可能な場合があります。

任意接種

任意ではありますが、安全性と効果は通常の接種と変わりません。当院では、A型肝炎、インフルエンザ、おたふく風邪の予防が可能です。どの疾患も重症化すると後遺症を残し、日常生活にも支障をきたすため、受けておくことをお勧めします。

よくある質問

予防接種後に副反応が起こる場合、どのような症状がでますか?

副反応は注射した幹部が赤く腫れる軽度の症状から、痛みやしこり、発熱、重度の場合はアナフィラキシーショックを起こすことがあります。このような症状は数日でほとんどの場合は改善します。また、定期接種や任意接種で副反応を起こすことはかなり稀です。

予防接種後に患部が大きく腫れてしまました。受診した方が良いでしょうか?

腫れた場合、ほとんどは数日で治りますが、痛みやかゆみがひどい場合は受診してください。

接種後に発熱しましたが、受診した方が良いでしょうか?

予防接種のタイミングと風邪などの発熱が同時の場合もあるため、小さいときは発熱があっても元気であったり、水分を十分にとれるようであれば様子を見てあげてください。ただ呼吸が荒い、ぐったりしている、痙攣を起こしているなどの場合はすぐに救急外来を受診してください。

接種後に副反応で発熱が起きる場合、いつごろでしょうか?

ワクチンによって変わり、生ワクチンの場合は数日から数週間後に、不活化ワクチンの場合は接種後24時間以内に発熱します。ただし、48時間以内にはほとんどの場合、熱は下がります。

同時接種はやはりリスクがありますか?

同時接種だからといって通常よりも副反応の頻度が高かったり、接種効果が低くなることはありません。逆にスケジュールが組み立てやすく、どうじに必要な免疫を得られるので推奨されています。

BCGを受けたら数日後に赤い腫れが出ました。受診した方が良いでしょうか?

10日以内に現れた場合はすぐに医療機関に受診してください。 接種した部分に赤みを生じることもありますが、接種後1~2日以内に消えて、接種10日~4週間後にまた赤みと腫れが生じて膿を持ちます。ただし、10日以内に腫れや膿が現れた場合は、結核に感染している可能性があります。早めに受診してください。

BCGを受けたら脇の下にしこりが出来ました。受診した方が良いですか?

接種後のわきの下のしこりは腋窩リンパ節が腫れている場合に生じますが、およそ100人に1人しか見られない症状です。大きさ2cm以内のものであれば半年間の経過で自然治癒しますが、2cm以上ある場合は重大な疾患の可能性もあるので、すぐに医療機関に受診してください。

予防接種した日に入浴してもいいですか?

接種後すぐは避けるようにしてください。1時間以上経過すれば入浴してもいいですが、患部を押したりもんだりするのは止めましょう。

卵アレルギーがある場合は、インフルエンザの予防接種を受けると危険ですか?

日本のインフルエンザワクチンは作られるときにごく少量の卵が使用されます。重篤な卵アレルギーをお持ちの方以外であれば予防接種を受けてもらっても問題ありません。アレルギーをお持ちの方は事前に医師にアレルギー症状を伝えてください。

各種費用について

  費用(税込)
インフルエンザ(1回目、2回目ともに) 3,520円
おたふく 6,600円
3種混合(自費) 6,050円
ポリオ(自費) 9,900円
  費用(税込)
登園(登校)許可証 550円
病児・病後保育指示書 550円
診断書、主治医意見書 3,300円
健診(乳児・入園前・その他一般) 3,300円
TOPへ